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打合せのため新宿を歩いてたら、
「2016年 東京オリンピックを成功させよう!」(ド〜ン!)
たじろぐぐらいの巨大横断幕を発見。
オリンピックのことは自分もギリギリ知ってたけど…全然盛り上がってないよね〜。

前回東京で開催されたのが1964年(昭和39年)。
「ALWAYS 三丁目の夕日」に代表されるように、昭和30年代の時代やその背景が、
最近チョット注目されてたけど、あの映画を観た後の自分の感想は、
「必死」とか「一生懸命」って言葉が当てはまっちゃう。
「ほのぼの」って感じ以上に。それでもイイ時代だな〜と思ったけど。
スクリーンで観て取れたように、戦争が終わって、一般の暮らしは
現在と比較すると全然貧しい。
でも、当時を知るヒトに言わせれば「当時は貧しくても情熱があった!」
ウチの母親もそんな熱いこと言ってたっけ。

数年前に発行された雑誌「ブレーン」の誌上で、先の東京オリンピックに関しての
一連のアートワークとその背景が特集されたことがあった。
その記事の中で、杉浦康平って(いまでは超ビッグな)デザイナーが
こんなこと言ってた。(抜粋)

「60年代を、我々の世代は、皆、必死に過ごした。僕自身も空襲の中を逃げ惑った
 経験がある。感性の柔らかい時期にそういう体験をするのは、鋼を火の中で赤く
 熱して鍛えていくようなもので、僕らの世代は感受性の鋭い人たちが多かった。
 それらの人々が友達から学んだり、見るものすべてをデザイン的に
 吸収しながら、お互いが共感し、共振しあって霊気を発する状態だった。
 みんなが肩を叩きあい、声をかけあう。そんな時代だった」

NO MORE WAR!! 戦争は嫌だけどね。
いまは、個々に見れば特筆するようなデザインも多くあるけど、
総じて「飽和状態」とか言われる場合もある。
制作者としての独自の感性をその中から見出すことに、すごい苦労する。
…むずかしい。
そんな中でも、顧客のニーズやら社会的背景やらリサーチして、
わずかな独自性を盛り込みながら、商品訴求のために少しでも特化したものが
作れればいいなぁ、とか抱いてる。

飛び込め!火の中。…水をかぶって。

↓亀倉雄策による有名なポスター。
1964TOKYO

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このポスター
いいですね!
VJしてた頃この時代の陸上系の映像を探したんですが
見つかりませんでした。。。
VIDEOPRINCE 2008/01/31(Thu)21:50:11 編集
Re:このポスター
多分、日本で一番有名なポスターのひとつですねー。
市川崑が監督した「東京オリンピック」って
記録映画が有名ですよ。映像は難しいかも…。
【2008/01/31 21:56】
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